胃内視鏡検査(胃カメラ)

内視鏡検査は消化器病専門医、消化器内視鏡専門医の資格をもつ医師が担当します。
胃カメラとは咽喉頭、食道、胃、十二指腸を観察する内視鏡検査です。
潰瘍性病変の精査や食道がん、胃がん、十二指腸がんなどの早期発見、早期治療につなげてく重要な検査の一つです。

当院の胃カメラの特長

Gastroscope

Point01
鎮静剤や鎮痛剤の使用

当院では鎮痛剤、鎮静剤を使用することにより不安や痛みを抑えた検査をすることが可能です。患者様一人一人にあわせて使用量を調整します。
また検査後安静過ごして頂くリカバリールームも備わっています。

Point02
高性能・高画質内視鏡システム

当院では最新の内視鏡システムを導入し安全で質の高い内視鏡検査と診断・治療を行っております。高出力の4LED光源で粘膜の照明光が制御されており鮮明に病変を確認できます。

  • 白色光

  • BLI

  • LCI

Point03
口から鼻から選べる検査

経鼻カメラ

外径 5.8mm(鉛筆の外径8mm)のスコープで、鼻から挿入していくため、嘔吐反射が出やすい舌根部に触れずに検査が可能です。
鎮静剤使用せずに受けて頂けるため会話をしながら検査することも可能ですが、本来鼻は物が通過する管腔ではない為、カメラ操作時の違和感が出る事もあり愛護的にカメラを操作するため経口カメラより少し検査時間がかかります。(検査時間約6~7分)
また花粉症や鼻中隔が湾曲している方は経口カメラをお勧めします。

経口カメラ

外径 9.2mm(鉛筆の外径8mm)のスコープで、消化管を経鼻カメラより鮮明に観察出来る事が可能です。
嘔吐反射が起こりやすいので鎮静剤を使用して快適に検査を受けて頂けます。(検査時間約4~6分)

Point04
ピロリ菌も同時に検査

ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ菌)とは胃の粘膜に生息する細菌で、
胃潰瘍や胃がんなどの病気の原因となる病原体です。日本人の中高年の約過半数、またがん患者の多くがピロリ菌に感染していると言われています。

当院では、胃カメラと同日にピロリ菌の検査を行う事が可能です。
検査の結果、陽性と判断された場合、薬を服用して行う除菌療法を行います。

Point05
お忙しい方も検査を受けていただけます。

土曜日の午後も検査可能

土曜日の午後に胃カメラ・大腸カメラ検査を実施しております。
お仕事や家事などで平日にはなかなか時間が取れない方はぜひご利用ください。

胃カメラと大腸カメラが同日検査可能

胃・大腸カメラを同日に受けていただくことが可能です。
食事制限や通院回数が最小限ですみますので何度も通うのが難しい方はご利用ください。午前中に大腸カメラ用の前処置薬を指定の時間から服用いただき、便がきれいになったのを確認し検査となります。胃カメラ後に続けて大腸カメラを行います。

診察当日の胃カメラも可能

前日の晩より食事を抜いて受診を頂けますと当日の胃カメラ検査が可能です。
忙しくてなかなか時間の取れない方や、一度の来院で内視鏡検査を済ませてしまいたい方はぜひご利用ください。

※胃カメラは原則予約制のため診察時間などの兼ね合いから当日の胃カメラをお断りする事もあります。
事前にご検査のご予約を頂くことをおすすめします。

胃カメラ検査の流れ

検査予約

WEB・お電話にて検査予約が可能です。
腹痛や腹満感、貧血などの症状が強い場合には事前に外来を受診ください。

※症状のない方は人間ドックでの胃カメラも可能です。

検査前日

夕食は普段通り食べていただき、21時までに済ませてください。
お水やお茶、スポーツドリンクは夜間も摂取可能です。検査に備え、なるべく早く就寝しましょう。

検査当日

  • 朝は絶食でお願いします
  • 常用している薬は検査予約時の指示通り服薬してください
  • 糖尿病の方は、検査当日の朝の薬は服用しないでください
  • お水やお茶、スポーツドリンクは夜間も摂取可能です
  • 指定された時間までに来院し受付で診察券、同意書を提出してください

検 査

  • アクセサリーや時計などは外していただきます。
    (鎮静剤をご希望の方は貴重品をセキュリティーボックスに収納いただきます。)
  • 内視鏡室に移動いただき胃内を観察しやすくするための液体(消泡剤)を飲んでいただきます。
  • 鼻やのどの局所の麻酔(ゼリー・スプレー)を行います。
  • ベッドに横になりマウスピースをくわえて頂き、
    ご希望の方は鎮静剤を注射しリラックスした状態で検査を行います。検査時間は約5分です。
  • 鎮静剤を使用しない場合は患者様用モニターがあるので胃内の映像を見ながら検査を受けられます。

検査後

検査後、医師による結果説明を受けます。
鎮静剤を使用した場合はリカバリールームで休憩(30分~1時間)して頂き、その後医師による説明を受けます。

胃カメラ検査の費用

検査項目 / 費用 1割負担 3割負担
胃カメラ
(観察のみ)
約1,300円 約4,000円
胃カメラ+
病理組織検査
約3,000~
4,000円
約9,000~
12,000円
ピロリ菌検査 約600円 約1,800円

※上記費用とは別に初診・再診料、診察料、注射料などが必要です。

※病理組織検査は組織を取った部位によって保険点数(料金)が異なります。