大腸内視鏡検査(大腸カメラ)

40歳を過ぎたら大腸の検査をお勧めします。便潜血検査が簡易ですが偽陰性で出る事もあるため、
便秘のある方、ご家族に大腸がんのおられる方は一度大腸カメラをしていただく事をお勧めします。
内視鏡検査は消化器病専門医、消化器内視鏡専門医の資格をもつ医師が担当します。

当院の大腸カメラの特長

Colonoscopy

Point01
鎮静剤や鎮痛剤の使用

当院では鎮痛剤、鎮静剤を使用することにより不安や痛みを抑えた検査をすることが可能です。患者様一人一人にあわせて使用量を調整します。
また検査後安静過ごして頂くリカバリールームも備わっています。

Point02
AI技術を用いた内視鏡システムを導入

大腸カメラではAI技術を用いたシステム「CAD EYE」を導入しております。
膨大な臨床データから深層学習を活用して開発されたAIにより、病変の検出と鑑別をサポートする富士フイルムの内視鏡診断支援機能です。

ポリープなどの病変が疑われる領域が検出すると内視鏡モニターに対象エリアがリアルタイムで表示されます。
さらに、病変と疑われる箇所の腫瘍性・非腫瘍性を鑑別しより精度の高い検査を行う事ができます。
高出力の4LED光源で粘膜の照明光が制御されており鮮明に病変を確認できます。

Point03
前処置を完備・下剤を院内で服用可能

前処置室

一般的には患者様はご自宅で下剤を飲み、その後検査施設に向かいますが、お一人で服用することが不安であったり、来院までの時間に排便が我慢できるか不安な方もおられると思います。

プライバシーに配慮した前処置

当院では前処置室を完備しており、看護師・スタッフ等の見守りの中で下剤を服用いただけます。
インターネットを使用いただけるので、ご自身のタブレットや携帯などお持ちいただければ前処薬服用時間を有意義に過ごして頂けます。

Point04
日帰り大腸ポリープ切除(手術)

大腸ポリープは放置しておくと増大して「がん」になってしまう事があります。
検査の際にポリープがあれば、検査と同日に日帰りポリープ切除術を積極的に行っています。

10mm以下のポリープは熱を入れずに切除する『コールドポリペクトミー』を導入しています。電気の熱を入れない事での切除後の出血(遅発性出血)のリスクを減らすことができます。ポリープのサイズがやや大きいものは熱を入れて切除を行います。しかし、切除後の出血のリスクが高いと判断した病変に対しては、提携病院などご紹介する場合があります。

Point05
お忙しい方も検査を受けていただけます。

土曜日の午後も検査可能

土曜日の午後に胃カメラ・大腸カメラ検査を実施しております。
お仕事や家事などで平日にはなかなか時間が取れない方はぜひご利用ください。

胃カメラと大腸カメラが同日検査可能

胃・大腸カメラを同日に受けていただくことが可能です。
食事制限や通院回数が最小限ですみますので何度も通うのが難しい方はご利用ください。午前中に大腸カメラ用の前処置薬を指定の時間から服用いただき、便がきれいになったのを確認し検査となります。胃カメラ後に続けて大腸カメラを行います。

大腸カメラ検査の流れ

検査前日

  • 前日は検査食を食べていただくか、消化の良く大腸に残りにくい食事を摂取していただきます。
  • 夕食は21時までに済ませてください。
  • 夕食後から就寝前にかけて下剤を服用いただきます。
  • お水やお茶、スポーツドリンクは夜間も摂取可能です。
  • 検査に備え、なるべく早く就寝しましょう。

検査当日

  • 朝は絶食でお願いします
  • 常用している薬は検査予約時の指示通り服薬してください。
  • 糖尿病の方は、検査当日の朝の薬は服用しないでください
  • 指定された時間から洗浄液を飲んでいただき、
    便秘のない方は5~10回の排便で透明黄色の水様になれば検査可能です。
    (便秘の方で排便が思うように進まない場合はお電話でご連絡ください。)

※クリニックで下剤を服用希望される患者様はご来院後に当日分の下剤を服用いただきます。

ご来院

指定された時間までに来院し受付で診察券、同意書を提出してください。
鎮静剤の使用をご希望の場合、検査後は車・バイク・自転車の運転ができません。
公共交通機関や付き添いの方の送り迎えでご来院ください。

来院後は排便状態・性状を確認します。
必要に応じて洗浄液の追加内服や浣腸処置が必要となります。

検査開始

  • アクセサリーや時計などは外していただきます。
    (鎮静剤をご希望の方は貴重品をセキュリティーボックスに収納いただきます。)
  • 更衣室で検査着に着替えていただき、点滴をとります。
  • ベッドに横になり、ご希望の方は点滴から鎮静剤、鎮痛剤を注射しリラックスした状態で検査を行います。
  • 検査時間は観察のみの場合は10~15分です。

検査後

検査後、医師による結果説明を受けます。
鎮静剤を使用した場合はリカバリールームで休憩(30分~1時間)して頂き、
その後医師による説明を受けます。

大腸カメラ検査の費用

検査項目/費用 1割負担 3割負担
大腸カメラ
(観察のみ)
約2,000円 約6,000円
大腸カメラ+
病理組織検査
約3,000~
5,000円
約9,000~
15,000円
大腸カメラ+
ポリープ切除
約7,000~
10,000円
約20,000~
30,000円

※ポリープの病理検査個数・切除個数により費用が異なります。

※上記費用とは別に初診・再診料、診察料、注射料などの実費(2,000~3,000円)が別途必要です。